2011GW キャンプツーリング in 西湖 その3

のんびりセローで

2011年05月07日 05:56

夕ご飯の支度をして、徐々に日が暮れていきます。



今回は、タープも張ったので、ポールの高い位置にガスランタンをぶら下げて、淡く全体を照らし、



手元は先日勢いで購入した、フォレストヒル キャンドルランタンに

ルナックスミニ6時間タイプのオイルランタンをセットして使ってみることにしました。



暗いかと思っていましたが、周りが暗くなってくると、十分な明かりだということが分かります。



カメラの感度を上げ、ホワイトバランスを調整すると、肉眼に近い感じで撮れました。



雰囲気も良いですし、これからは、なるべくオイルランタンを活用しようと思います。




今回、一緒にキャンプに来ている相方から、被災地に救援に行っていた時の様子を聴きました。

この方は、私の元上司なのですが、退職され、縁あって現在は福祉関係の

施設長をされています。

そんな関係で、被災地の福祉施設などへ、支援に出向かれたのですが、

4t トラック3台と、それ以上トラックが借りられず代わりに借りたキャラバン3台とに

物資を積み込んで、福島のいわき市から宮城の石巻まで、避難所や、

現地の福祉施設を回られたそうです。

当時、震災直後で、生鮮野菜や、暖かいものが食べられないとの情報をもとに、

車いっぱいの、水や、布団、生鮮野菜に、温かい食事を食べてもらうため、カレーの材料

(但し、肉はなし)を持っていき、作ったカレーを、各避難場所に配って回ったそうです。

その途中の道路では、道路を挟んだ海側には津波が到達し、土手状の道路海側に幾台もの車が

刺さっていたそうです。テレビの画面で見る光景でも十分悲惨ですが、現地に行くと

見渡す限り、一面が瓦礫の山で、その凄惨さにはかなりのショックを受けたそうです。

今回のキャンプも、帰る場所があるから楽しいわけで、帰るところを失った被災者の方たちの

心情を思うと、自分のぬるさに歯がゆさを覚えます。



そんなこんな、四方山話しをしているうちに9時過ぎになったので、

テントを張ったすぐ裏にある『いずみの湯』に入って冷えた身体をゆっくり暖めて、

10時過ぎには寝袋に.....。





翌朝、4時には、釣り船を繰り出す音で目が覚めました。

普段から4時過ぎには起きているので苦にはなりません。

昨日の雨がうそのように止んで、湖の上には雲がたなびいていました。



このキャンプ場から見える、日の出前後の風景はなんとも言えません。



昨日と打って変わって、暖かな日差しを浴びて、濡れたセローも徐々に乾いていきます。



朝食は、夜に作りすぎたポトフ改め具沢山味噌汁の残りを、これまた残りのご飯に掛けて

軽く煮込んだおじや風をいただきました。



食後はコーヒーをドリップし、朝のマッタリタイム。



そうこうしている内にタープが乾いてきたので、撤収作業に入り、セローにパッキング。



このとき、私たちの2張り向こうのファミキャン親子、コールマンの大きなドームテントを撤収中

ポールをばらす前にペグを抜いてしまったのか、強風一過、

ゴンゴロリンと、まるで絵に描いた漫画のように、テントがごろごろと吹き飛ばされて、

湖沿いの車に激突、更に飛び越えて湖間際に吹き飛ばされてしまいました!

親子で、追いかけていましたが、追いつくこともできず、周りの人達も唖然.....。

ぶつけられた車、ご愁傷様です。いくらテントでも、ポールが着いたままのテントの直撃ですから。


あーあといった後に、さて出発しようかと、ヘルメットアンダーキャップを被ろうとミラーを見ると

私のアンダーキャップもどこかに吹き飛ばされていました・・・



この後、キャンプ場を出て、411号を柳沢峠経由、奥多摩、青梅と通って自宅に帰りました。

久しぶりのキャンプで、本当に気持ちがほぐれました。




今回、セローの後輪をトラタイヤのTR-011に変え、

且つ、ドリブンスプロケを45→50丁に変えてから初めての長距離でしたので、

そのインプレなんぞを。



タイヤの空気圧は、高速100kPa、一般道80kPaでしたが、

カーブでバンクさせてもズリッと行くこともなく、吸い付くようなかなりいい感じです。

但し、山間部に有るグルービング、これはいただけません。

キャラメルブロックが、グルービングの溝に引っ張られるのか

D605の時にはあり得ないほどのズリズリ感です。恐ろしくてバイクを寝かせられません。



スプロケを50丁に変えた感想ですが、出だしはばっちりですが、やはり、当然ですが

各ギアでの最高速が落ち、メーター読み80km/h、GPSで70km/h ちょいでもうエンジンが

フル回転です。100km/h 出したら壊れるんじゃないかというほどの回転数(の音)です。

ですから、街中を走っても、スピードが出ると、排気音も大きくなり、少し、気が引けます。

今回、圏央道 狭山日高-相模湖東 を走りましたが、このエンジン音と、タイヤのクリアランスで

とてもハッピーメーター読み90km/h、GPS80km/h 以上出す気にはなれませんでした。

やはり、山専用な感じです。

やはり、47丁辺りが適正なのかもしれません。


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