15年ほど前、当時朝霞駐屯地の有ることで有名な埼玉県の朝霞に住んでいたのですが、
まだ若かった?私は、9月の残暑が残る中、
不意に盛岡の盛楼閣の辛み別冷麺が食べたくなり、結婚直後にもかかわらず
一人休暇を3日ほどとって急遽愛馬セローに跨り、東北道を7時間掛けて盛岡に行きました。
丁度その頃は、バブルもはじけ、第一次アウトドアブームがきた後だったので、
どうせならついでにキャンプツーリングにするかということで、キャンプ道具一式を括りつけて
盛岡に向かったのです。
その直前に、セローでツーリングするなら、エンデューロ用のウエアだろう、ということで
奮発して雨合羽がいらないゴアテックス製のエンデューロウエアを購入していたのです。
で、朝霞を出発し、仙台辺りから、1台も車が通らない東北道で雨が降り出し、
雨の東北道で、泣きながらゴアテックスの威力を味わうこととなったのです。
盛岡についてからも雨は続き、秋田の田沢湖のキャンプ場で2泊した際も
ずっと雨で、2度と雨ツーリングはごめんだと、それ以来雨が降り出しそうな時は
決してバイクでは出かけない、正真正銘のヘタレライダーとなっていました。
そういえば、田沢湖キャンプ場では、平日の雨ということもあり、
2日目に1組のキャンパーが来た以外、誰もいない、ポツンソロキャンプでした。
雨は降っていましたが、とても静かで、本当に良いキャンプ場でした。
まぁ、夜中には
2晩とも1晩、たくさんの人達がテントの周りをザクザクと行進していましたが・・・。
で、それ以来雨の中のツーリングには出かけないので、このパンツはこの時の
ツーリングで1回履いただけで、お蔵入りとなっていました。
(ウエストサイズが変わったことは秘密)
で、冒頭にあるように、ふと、本日このパンツの事を思い出し、
確か捨てずにとっていたはずだと、屋根裏部屋をはいずり、見つけたのです。
見てみると、多少は黄ばみも見られますが、とても良い状態で保存されておりました。
おそるおそる履いてみると、なんとぴったりです。
往年の体重よりも多いはずなのに、何とか入ります。これでキャンプツーリングの際に
雨合羽を持っていかなくても済みそうです。
で、本題ですが、ふと 仕舞ってあったパンツの隣を見ると、これまた10年前まで使っていた
オフロード用ヘルメットが出てきました。
「agv」というイタリアのメーカーのモノで、今のメットに比べるとそのデザインもシンプルで、
なんともいえない味があります。当時まだ全盛だった上野のバイクパーツショップで購入した
モノです。
今では誰も持っていない、有る意味貴重な?メットです。
現在、私はセローで未舗装林道を走る際も、オフロード用のメットではなく、
ショーエイのシステムヘルメットのマルチテックを被っています。
動画撮影用にカメラを脱着できるようにしてあります
これは一見フルフェイスのように見えて、その実チンガードを上げることができるとても便利な
ヘルメットです。ヘルメットを被ったままさっとチンガードを上げると、水分補給も簡単です。
しかし、オフロードを走った事がある方なら分かると思いますが、かなりの運動量があり
林道走行中はとても息が上がるので、夏場でもシールドが曇るほどです。
で、そろそろ夏の某ナス時期でもありますので、久しぶりにオフロードメットを購入しようと
していた矢先でしたので、このヘルメットは朗報です。
でも、よく見ると、パンツとは異なり、内装のスポンジが加水分解してボロボロに・・・。
ヘルメットの寿命は3年程度といわれており、一度でもぶつけたり、落としたりすると
その防御能力は著しく低下し、ヘルメットとしての機能を果たせなくなるのは重々承知です。
ただ、使用期限が切れてるとかありますが、肝心の帽体(発砲スチロール)は、
落としたことも無いのでまだ強度は十分あると自己判断しています。
いずれオフメットを買うにしても、工作大好きな私としては、
近いうちに5mmスポンジを買ってきて、内装をリペアしてみるつもりです。
実際に使うかどうかは別にして、何かいじっているのは楽しいですね。
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