セローのタペット(バルブクリアランス)調整

のんびりセローで

2012年10月06日 21:03

三連休だというのに

社のあるビルが恒例の電源チェックで、全館停電になるため

それにあわせて、連休 中日 の日曜日

朝7時過ぎから小一時間程出社しなければならないという

(代休もとれない)何かの罰ゲームの様な連休を過ごす私です。


と言う訳で、本日土曜日に、先週からのびのびになっていた

セローのタペット調整をしてみました。









ここ数日涼しくなって来ましたので、暑くなる前、午前中にちゃっちゃと片づけます。


先ずは、外装とタンクを外して、エンジンヘッドをいじれるようにします。


丸裸なセローさん。




で、どうでもいいのですが、外装を外す際、タンクのエア・スクープコンプ(ダクトみたいな)

を左右つなげている部分があるのですが、その左側の固定ネジがなくなっていました。



始動時のガタガタ言う音の幾分かは、この固定不良が原因でもあったようです。



で、先ずはオイルを抜いて





見ると、とても汚れているので、もしやと思ってオイルフィルター



を外すと







アチャァ (*´Д`)

何がエンジン内で削れてるのか?という位にスラッジが着いています。

先日のオイル切れでの走行がかなり響いているようです。


これは本格的にヤバイかもしれません。


とりあえず、オイルフィルターを掃除して
















・・・見なかったことにします。










で、タペット調整、セローの場合、バルブクリアランス調整と言うようですが


圧縮上死点であることを確認するため、クランクケースの確認窓2箇所を

適当な円盤(今回は直径45mm、厚さ2mmのステンワッシャ)で外します。









クランクケースの刻印とローターの刻線をあわせて位置出しをするのですが




何とも不安なので、シリンダヘッドサイドカバーを外して



カムチェーンスプロケットの刻線とシリンダーヘッドでも確認することに。





で、クランクを17mmのボックスで反時計回りに回して

圧縮上死点となるはずの、ローターの刻線を合わせると

カムチェーンスプロケットの刻線が、どうやっても合いません。

セローの場合、ローターには3本の刻線があって、どれかでカムチェーンの

刻線とが合うはずなのです



が、合いません。


シリンダーヘッドサイドカバーも外し、吸・排気の際のバルブの動きも確認し



カムチェーンスプロケットの刻線で圧縮上死点としてようやくクリアランスを調整します。


でも、なんで合わないんだろう・・・。




で、

このセロー225Wのバルブクリアランスの規定値ですが

サービスマニュアルによると

IN側:0.05mm~0.09mm

EX側:0.15mm~0.19mm

とのこと。



で、実測です。

先ずはEX側を見ると



0.2mmがスッカスカに入ってしまうほど開いています。

で、IN側も



0.15mmがスッカスカに入ってしまいます。


やはり25,000㌔ も走ると広がるものですね。



で、固定ナットを緩めて、規定値内に収まるよう調整します。


EX側は 0.15mmに(写真撮り忘れ)

IN側は 0.06mmに合わせました。







調整が終わったら、カバーを元に戻し、充電後




試しにエンジンをかけます。



タペット音はなくなりましたが


起動時、低回転時のカラカラ音がなくなりません。


やっぱりプロに一度見てもらわないとダメなようです。




で、そんなセローの整備が終わった頃

ネットで発注しておいた、フォルツァ用の中華互換バッテリーが届いたので

ついでにフォルツァのバッテリーも交換。

純正なら2万のバッテリーですが、中華互換パチもんバッテリーは

なんと送料入れて3500円


こんなんでも大丈夫かな・・・?




まぁ、ダメになったらまた新しいものに替えたとしても

惜しい値段ではないので、良しとしますか。



で、交換前のバッテリーが10.6Vだったものが

当然ですが、交換後は12.7v以上で

セルボタン一発起動です。

やっぱりFIは楽ですね。




今日は雨が降るとのことでしたので

明日、仕事から帰ったら充電がてら、軽く走ってみようかと思っております。





しかし、セローが治らないことには、キャンツーにフォルツァで行くしかなく

ドコにでも入っていける、というような無茶はできませんね。

乾燥重量で190㌔、キャンプ道具を積み込んだら、軽く200㌔を越える

スクーターの、たった12インチのちっちゃなタイヤでは

入っていけるところは自ずと限られてしまいますから。




それに積載方法も考えないといけませんね。

フォルツァには、元々GIVIのBOX固定ベースをつけてあるので

セローに使っているホムセン箱も固定可能ですが

セローのように、紐を引っ掛ける場所がほとんどありません。

まぁ、シート下の大容量メットインスペースに諸々入れられますので

容量は39Lしか無いGIVIのBOXでもなんとかなるかもしれません。


濡れたくないものはメットインスペース

濡れてもいいものはリアシートと

テント内に持ち込む荷物はGIVIのBOXに入れるようにすればいいかなと。



ロングスクリーンもついているので、高速移動はセローの比ではありませんが

ETCつけてないし、シガソケもつけてないんで、何とかしなきゃいけないのですが

配線するにも、カバーを外すのが、猛烈に面倒くさいので

二の足を踏んでいます。

かと言って、ETC使わないで高速使うのは嫌なので

近いうちにホント、何とかしなけりゃいけませんね。







そうそう

本当にどうでもいい事なんですが

先日の西湖自由キャンプ場で、帰り際

出入口のトイレの先の駐車スペースに

最新型?のポルシェが停まっていました。

まさかキャンプにポルシェで来る人がいるのかと驚きましたが

更にナンバーが 『わ』



レンタカーですよ。

レンタカー借りてまで、ポルシェでキャンプって

世の中には

訳が解らない人っているんですね。




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