まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ! 

のんびりセローで

2014年03月02日 21:45

人がそんなに便利になれるわけ・・・

ない・・・









なお、ツーリング小物はとっても便利になっている模様。










雪の週末に続き、雨の週末が続いて

せっかく綻んだ梅の花を見にも行けず

バイク乗りにはツライ日々が続いております。





先々月、今年初めてのプチツーで行田の『鉄剣タロー』に出掛けた際

初めて Xperia Z1f のナビを使ってツーリングに出たのですが

その際ヘルメットのスピーカーへは有線で接続していました。


ナビは的確で非常に便利だったのですが、帰りの際に その有線である巻取り式のコード



の結線が内部で切れてしまい、ナビ音声を聞くことが出来ませんでした。

まるでメインカメラをやられたガンダムの様です(無理やり)




これまでも結構な回数、有線のケーブルが切れる事が多く出先でなると結構困ります。





で、何かないかと色々漁った結果

どうも、最近の無線でつなぐインターコムが良いらしいという情報を得ました。




有名どころでいうと、サインハウスと言うバイク用品を販売しているメーカーの

 「B+COM」 と言う国産のインターコムがあります。

防水仕様で国産と言う安心感、普及率も高く非常に良い選択なのですが



ただ、国産だけあって べらぼうに 高い




むむむ。



やっぱり、タンデムで使える様にペアで欲しいのですが

単体で35,000円位、ペアで買っても60,000円位(一つ古い型は安くなったようですが)もします。


6万あれば優先順位の高いオフブーツの良いのが買えます。



で、色々調べていると、最近の外国産のインターコムも結構性能も上がって

選択肢として十分対象になり得るようです。


安いところだと、1つ6,000円切ってるものもありますし

ペアで10,000円しないものもあります。


しかし、安かろう悪かろうでは安物買いの銭失い、元の木阿弥です。





そして輸入品には大きな問題があります。


インターコムというのは、Bluetoothという無線技術で双方向のやりとりと行います。

無線技術ですので、当然日本国内の法規制というものがあるわけですが、輸入品は

外国国内向けの製品ですので、日本国内の法規をクリアしていないものが多いのです。

所謂「技適」を受けていないものは、全く同じ製品だとしても、使用するのは違法となるわけです。


これは結構重罪で

電波法違反となり

「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」



という罪に問われます。

これは はやりの逆輸入版 Xperia やiPhine の白ロム携帯を使うと違法になるのと同じ理屈です。



それでも色々調べるとこの技適をとっている外国製品もあるようです。





色々調べていると、海外製インターコムの「SENA」と言うメーカー製のものが

人気のようです。

ファームウェアの頻繁なアップデートがあり、性能も上々らしい。

SMH-5 と言うのが廉価版でFMラジオも聞けるらしい。

SMH-10 と言うのが通信距離も長いし

最新ファームで他社製インターコム友接続できるようになったらしい。


などなど。





ただ、国内正規代理店で販売しているものは、外国製とはいってもそこそこの値段です。


シングルで25,000円位、ペアで買うと45,000円位します。



でも結構なバイカーが購入しているのを見てみると

必ずしも純正品を買っているのではないようで


調べてみると、アメリカからの並行輸入品を購入しているようです。

並行輸入品のUS版は安い所ではシングルで18,000円位

ペアでも28,000円位のものがあります。




が、通販やオークションに出ている並行輸入品には先に上げた「技適」を取っていないものが

結構多いようです。

当然そのようなものを使った場合、違法になってしまいます。

電波法では、技適を通過していないものを販売した者を罰するのではなく

使用者が罰せられます。


変なものを掴むとエライことになります。


悩むこと一ヶ月。












買っちゃいましたよ


SMH-10





もちろん、安い並行輸入品です。








うちにあるヘルメットは、フルフェイスタイプのツアクロ3とシステムヘルメットのマルチテック。

マルチテックはチンガードが上がるので、マイクはブームタイプでなければなりません。


で、このどちらにも対応し、ブーム(棒)にマイクが付いたものと

マイクがコードでつながれているもの

どちらも入っているSMH-10-11Dを選びました。




最初、在庫切れとの連絡があったのですが、通関手続き中ということで、数日後に届くとのこと。




で届来ましたよ。


じゃん





じゃじゃん





じゃじゃじゃじゃん




ちゃんと2セット入ってます。


本体の下には各種付属品。




1台分のパーツ





ちゃんと技適マークもついてます。(丸に〒マークの様なものがそうです)







説明書は英語です。




それほど難しい英語でもないので、まあ、何とかなりま








せん。


Netで日本語の説明文を拾って来ましたよ(笑)




ちなみにこのSMH-10ですが、ボタンは2個しかありません。

本体後部にあるフォンボタンと

本体に大きく張り出しているジョグダイヤルボタンです。

この2個の組み合わせで操作します。






で、充電。



マイクロUSB端子が付いているので、そこから充電します。




充電が済んだら、早速ファームウエアをアップデートします。

国内正規代理店で買わないと、日本語版のファームアップ用のデバイスマネージャーソフトを

使えなくなっています。せこいのか、当然なのか。


で、どうするかといえば、USの本家のサイトから英語版をダウンロード出るので

そちらを落とします。

まず、メールアドレスでユーザー登録し

購入品のシリアルコード等を登録すると落とせるようになります。




でセットアップします。


落としたファイルをダブルクリックでインストール起動。

途中、SMH10本体の接続を要求されるので、USBでつないでSMH本体を認識させ

インストールを完了させます。



で、ファームのアップデートです。

デバイスマネージャーを起動し、指示にしたがってUSBで接続、電源を入れて

現状のファームのVerを確認します。


すると、今回のものはVer 4.3




製品としては最新のファームですが

つい最近Ver 5.0 が出ているのでそのままアップデートします。


アップデートの指示にしたがって行くと、最新のVer 5.0 をダウンロードして保存されますので

そのファームイメージを選択してアップデートの開始です。

デバイスマネージャーも英語バージョンですが

こちらの英語は、本当にそんなに難しいことは書かれていないので

そのままでも何とかなります。



アップデートが始まりますと

途中、オレンジ三角マークが出てくるので、その時出てくる説明文にしたがって


オレンジ三角マークが消えるまで

フォンボタンを押しつづけ

更に、オレンジ三角マークが出るので、同じくマークが消えるまで

今度はジョグダイヤルとフォンボタンを押し続け、アップデートを続け結構な時間がかかって

アップデート完了です。


これでファームがVer 5.0 になりました。





で、今度はヘルメットに取り付けます。


このインコムは、本体とは別に、ベースをヘルメットに取り付けます。


これがベース。裏側絡みた絵です。




付属の六角レンチでベースのネジを緩め、ヘルメットに差し込み、ネジを締めて固定。



位置はGoProのベースと干渉しない様やや後ろ寄り。


SMH-10は 後ろ寄りでもボタンも2個しか無く、且つデカイのでメットを被って迷うことはないです。


SMH-10本体を取り付けるとこんな感じ。



前の黒いものがGoProのベースです。


ヘルメットの中に、付属のスピーカーを仕込んで、マイクを固定します。

最初、スピーカーに付属のスポンジベースを着けてから固定したら

かぶった時に耳たぶに当たって痛かったので、スポンジは外して

再度固定。具体的には頬パッドの中の耳の位置に入れてカバーを被せました。



マイクはフルフェイス用をチョイス。固定はGoPro撮影時にマイクを固定するのに貼っていた

ベルクロテープをそのまま使用。




う~ん

これから撮影するときにここが使えなくなるので、マイクの固定方法を別途考えないといけません。



同様にマルチテックにもベースを取り付けます。

こちらはジェットヘルメット用のマイクムーブのタイプを使用。





『ザボーガー ファイトだ!』






で、今度はこのSMH本体を携帯の Xperia Z1f とペアリングです。


ペアリングは

SMH-10をベースに取り付け、ジョグダイヤルとフォンボタンの同時押しで電源をOn

その後フォンボタンを5秒以上押し続け、ペアリングモードにします。


Xperia の方のBluetoothをOnにし、Xperia にBluetoothで接続できるSMH-10を検索

見つかると勝手に登録されペアリング完了です。








雨ですので、外に出られませんから、ナビではなく、Xperia のアプリ Warkman を起動させ

音楽を再生させます。

曲はもちろん 「小さなてのひら」


すると

おお! メットの中のスピーカーから曲が!











う、汐ォォォォ!









はっ、いかんいかん・・・

この曲はツーリング中に聴いてはいけない事がわかってよかった。





Bluetooth接続ですが、私の耳ではケーブル直つなぎとくらべても音質に問題ありません。



ジョグダイヤルを回すことで、音量も変えられますし、ジョグダイヤルを押しながら回すと

次の/前の曲を再生出来ます。

Xperia に触る必要はありません。




お次は携帯電話の受電テスト。

そのまま、家の固定電話から携帯にかけると

音楽がミュートされ、携帯が着信したことがわかります。

声をだすか、ジョグダイヤルをタップすると携帯とつながります。

携帯を触る必要はありません。


終わらせるには、ジョグダイヤルをタップすれば携帯を切れます。

実際、家内の携帯から私の携帯にかけてもらいテストしましたが

ちゃんと着信、応答出来ました。

音質も十分です。









毎日お昼をパン1個にしてチマチマ小遣い貯めた甲斐がありました。


早くツーリング行きたい。






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