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2012年01月28日

車載動画作成について

どれだけ需要があるのかわかりませんが

私の動画撮影・動画編集の概要についてアップしようと思います。

車載動画作成について

長文注意。

私が車載動画・動画編集を始めたのは、~2007年頃、某掲示板の動画撮影スレを

見つけてからです。

その頃は、今のように手軽なカメラも無く、デジカメや、モーピクと言われる画素数の低い

カメラで何とか車載動画を撮ってその様子を掲示板でアップする、というような事が

行われていました。

私も動画撮影ということをしてみたくなり、カメラの固定方法などの試行錯誤を

行なっていました。

はじめの頃はただデジカメの動画を撮って、

Windowsに付属するWindowsムービーメーカーで適当に切り貼りするだけのもので、

ビットレート?エンコード何それおいしいの?

と言うような感じでした。

最初期の頃の画質もデタラメ、構成もデタラメ、音響もデタラメ、デタラメづくしでした。

(今もそうかも知れません)


そうこうする内に、Youtubeやニコニコ動画など、動画をアップするサイトが増えたため

掲示板からこれらのサイトにアップするようになって来ました。



その後、試行錯誤を繰り返し、最初のカシオのデジカメから、

動画撮影に適した、今は無きサンヨーのXactiCG65 と言うカメラを購入し

本格的に動画撮影を行うようになりました。

車載動画作成について

このカメラは今でもメインカメラです。このXacti、撮影出来る動画は640×480と

今時HQサイズでしか撮影できず、

フルハイビジョンサイズが一般的となっている昨今のカメラ状況からすると

ありえないくらいロートルなカメラですが、CCDで撮影でき、

ファイルもH.264のmp4コンテナで撮影できるため

PCで編集もしやすくとても良いカメラです。

何より、このXactiで撮れる画の色味が好きなので、未だにこのカメラで撮っています。

晴れた日の動画の色の抜けの要さは今時のカメラに引けをとりません。


今の主流は、よくテレビでも芸人が頭(メット)に付けていたりする『GoPro』

車載動画作成について

が主流のようです。ご覧のように3万を切っていますので、これから始める方には

お勧めのカメラですね。かなり広角で色味が今一ですがコストパフォーマンスの良い

カメラです(それでもスピードが上がるとコンニャク感は否めませんが)



ココで、CCDとCMOSについて私が感じていることを上げます。

素人ですので、かなり先入観や間違いがありますが、あくまで私の私感ということで。


CCD、CMOSとは、カメラの撮影素子の事です。カメラに入った光を映像に変換する素子

と考えれば良いのでしょうか。専門的な事はその手のサイトを検索してみてください。



最近は、一眼レフカメラでもCMOSを使うほど性能の向上が図られ、静止画では非常に

有効です。何より、CCDに比べて同サイズの映像素子の価格は圧倒的にCMOSに軍配が

あがります。また、CCDはより電力を必要とするため、省電力化が望まれる昨今、ほとんど

CCD素子を搭載したカメラは民生用で出まわらなくなってきました。ハイビジョンに対応する

高画素数化もCCDではコストに跳ね返ってしまうのです。

このため、現在の安価なカメラはほとんどCMOSになってきています。


ただ、CMOSで動画撮影をするには大きな欠点があります。それがコンニャク現象です。

CMOSはその構造上、動きのある画像(カメラが動く場合も同様)の場合、

動きが早いと、最初の映像を読み込書きだす前に、次の画像を読み込み書き出す事に

なってしまうため、結果、画像が歪んでしまいます。

一番いい例が、携帯の動画機能を思い出してください。

極小サイズのCMOSで、ハイビジョンを撮るほどの画素数が埋め込まれているため

動きのある撮影を行うと、画像が流れて四角いものが平行四辺形に歪んでしまいます。

目の前を電車や車が走っているのを撮ってみてください。

電車も車も、歪んで撮影されます。


CCDであればそんなことはありません。

また、CMOSはに比べ、色再現率が良いためきれいに撮れます。


そんな事もあって、未だに私はXactiCG65を手放せません。

撮影画像サイズが小さいということは、データ量も少ないため、非力なPCでも編集が可能と

言うところも良いところです。





さて、車載動画の撮影の際に問題となってくるのが、カメラの固定方法です。

車であれば、車内に三脚をガッチリ固定していれば手ぶれをかなりのところまで防ぐ事が

可能ですが、バイクとなるとそうもいえません。

車体に固定するとなると、振動の塊のようなものですので、その振動を抑えるには相当

固定方法を考えなければなりません。

色々な試行錯誤を行った結果、たどり着いたのが、人体マウント。

チェスト(胸)固定などもありますが、私はメット固定にたどり着きました。

車載動画作成について

車載動画作成について


もう笑ってしまいますが、バイクの車載動画で、己の姿がどう見えるか、などと考えたら

負けです(笑)

これなくしてバイク動画は撮れません!!


後指を刺される勇気!


この動画に対するコメントを見ていただければ、いかに異様なのかわかります(笑)






風切り音とも勝負です。

通報される勇気!




このXactiには外部マイク端子がなかったので、外部端子ジャックを付けたり、

外部電源化など、今は保証も効かないほどいじっています。

車載動画作成について

車載動画作成について

車載動画作成について


今は更にこんな感じで外部マイク端子を着けています。

車載動画作成について

車載動画作成について




そうそう、メットマウントは、これはこれで撮影はコツが要ります。

普段のように見てしまう(頭を動かす)と、カメラが右に左に、上に下にで

撮れた動画は船酔い動画確定です。

首を無駄に振らず、動かす時はゆっくりと、を心がける必要があります。

ココが押さえられれば、ライダーが見た風景が撮れますので、臨場感はいや増します。



この他、バイク本体に別カメラを固定して、後方撮影をしたりもします。

車載動画作成について





こんな風に、恥も外聞も無く、心ゆくまで撮影した後は、編集となります。

そのまま垂れ流しの映像も良い時もありますが、そんな動画は

本人には面白いかもしれませんが、Youtubeや、ニコニコ動画で見てくれる

方にとってはちっとも面白くありませんので、編集ソフトで

切り貼りし、音(著作権ゴニョゴニョ・・・)を付けて動画を作ります。


最初の頃は、Windowsに無料でついてくるムービーメーカー

車載動画作成について

で編集していましたが

そのうち、アレもやりたい、コレもやりたい、モザイクも入れたい、なんてしだすと

ムービーメーカーでは厳しくなります。

無料で万能な編集ソフト『AviUtl』

車載動画作成について

もありますが、如何せん万能が故、チョット難しい。のと、面倒くさい。

で、2008年にアドビの『Premiere Elements 4』(PE4)を購入。

車載動画作成について

今はVer 10 位に上がっているようですが、私の使い様では4のままで十分。

これであれば、モザイク入れられますし、画面切り替え時の効果も簡単に掛けられ

非常に気に入っています。


私の場合、編集したら、一旦動画は「.avi」で無圧縮で保存します。

大体5分くらいの動画だと8GB位の馬鹿でかいファイルになります。

そのためそれ相応の空き容量がPCに求められます。

もっとも、このあとアップするサイト(ニコニコ、Youtube)にあったサイズになるよう

画像サイズ変更、適正なビットレートでエンコードをしますので、

最後にはこの無圧縮ファイルは破棄します。

私は主に、コーデックはH.264 コンテナはmp4でエンコードしています。

ネットとの相性も良くアップ先のサイトで再エンコードされずに済むので

mp4が最適と思っています。





PE4でもH.264に圧縮する事は出来るのですが、どうも圧縮アルゴリズムがよくないのか

きれいな画に圧縮されません。先のAviUlt でもプラグインを使用することでH.264 mp4に

圧縮できるのですが、気に入った画にする設定が面倒で、今は『つんでれんこ』

車載動画作成について

というフリーソフトでH.264 mp4ファイルにエンコードしています。

難点は、ニコニコ動画に適正化されているので、完成サイズが最大100MBまでに

されているので、動画の上映時間が長いと、高ビットレートでエンコード出来ず

絵が荒くなることがあります。もっとも、15分以上の動画など、よっぽどの技量のある

人が、それは面白い内容に編集しなければ、観る方も飽きてしまうので

長くても10分、出来れば5~8分位がイイ所ではないでしょうか。




動画を編集するにあたっては、人それぞれ、十人十色の編集方針があります。

お笑いから入る人。インパクトのあった出来事を持ってくる人。色々です。

構成、絵コンテを持っていて、それ通りに撮影、編集する人もいますが、

私はあくまで、撮影時系列で構成するので、

ツーリング、ツーリングキャンプに出かけて、そこでとれた様子、とれただけの素材を

元に、得られた動画ファイルを使って、どんな絵が作れるか、から始めます。


以下は、あくまで、私の我流の作成方針であり、

本当に人それぞれ、好きなように作ってイイと思います。

あくまで、私の場合はこうだ、と言うだけです。

そこをご理解して頂いた上で以下の通り作成していきます。




私は先ず、編集対象のツーリングで撮影したファイルをすべて確認し、

このツーリング撮影で

インパクトがあったところは何処か

キレイな走行動画になっているところは何処か

目玉に成り得る「おいしい」部分を探します。


その後、1本MAX8分以内で作った場合、何本になるかを考えます。

ざっくり作成パート本数が決まったら、それぞれの回で、どこが目玉に出来るかを考えます。



そして、各パートの作成に入ります。


先ず、トップに持ってくる絵・話を決めて、先頭、同入部位(つかみ)を作ります。

この導入部位如何で、そのあと、その回の構成をどう持っていくかも決まりますので

私の場合、結構重要だったりします。


頭(つかみ)ができたら、そのパートにかかかわる元動画をすべて確認し

その動画で絶対に見せたい絵を頭に持ってきます。


同時に、どのようなBGMを付けるかも考慮します。BGMで動画の雰囲気は

全く変わってしまいますので、ココも結構重要だったりします。


頭にあわせて、そのパートの本編を作成していきます。

コンテ切って撮影しているわけではないので、

作成中、ココでこんな絵があれば、ということが何回もおきますが、

そうそう思い通りに撮れていることはほぼ無い訳で、手元にある素材でどう工夫するか

が、重要です。

ない頭を振り絞り、BGMの尺と、そこに使う動画の尺を何とか合わせ

全体を作りこみます。

ほぼ構成が終わったら、今度は、エフェクトを掛けます。

あまりこった場面切り替え効果をかけるより、簡単なフェードイン・フェードアウトで

行く方が観る方が飽き無いように編集し、モザイク処理をして、最後に

キャプションを入れて完成させます。

一旦完成したら、必ず一度書きだして、作成ソフト上ではなく、出来上がった動画で

抜けや誤字ミス、モザイク漏れなどをチェックし、不備があれば直して書きだす、を

繰り返します。

ここでは、どこで妥協するか、が重要で、気にしているといつまでも完成しません。

完璧を求める人程、この作業には向いていないかもしれません。

ない素材で、ドコまで作れるか、がポイントで、

ここをいかにクリアして納得するか、いや妥協するかは本人にしか判断できません。

趣味としての動画です。失敗したら、次の動画でそのミスをしないようにスレばいいのです。

もっとも、毎回、ここをこう編集しておけば良かったと思うことはしょっちゅうですから

本当の完成というのは無いのかもしれません。

完成後、必要なリサイズ、エンコードを掛けて、動画サイトにアップしたら終わりです。






とりとめのない内容でしたが、以上が今、私がやっている車載動画、撮影編集の

概要です。

人によってやり方は千差万別。やりたい様にスレばいいのです。趣味なんだから。




動画編集って、面白いですよ。













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Posted by のんびりセローで at 16:37│Comments(5)動画
この記事へのコメント
こんばんは。

コメントできる!ありがとうございます。
コピペに加筆ですが・・・
自分はオフメットのバイザーにステーを取り付けて
コンデジ(IXY L3)を固定して動画撮影してました
ヘルメットの天辺にカメラが固定されているので
周りから見たら変なんでしょうが気にしないでGOでした
でも、そのままアタックしたり獣道走ったり倒木潜りや
深い藪漕ぎと繰り返しているうちに、ホコリやゴミで
電源OFFしてもレンズ部分が戻らなくなったり
レンズの保護カバーが閉じなくなったりしてました
勿論、カメラを着けたままで何回も転倒してます、そんな訳で
カメラが衝撃とホコリで壊れちゃいました(笑
今は検索すると良い物が一杯ありますが
予算が無くて断念です

わざわざソフトを買うのもと思い、編集は
ムービーメーカーしか使っていませんでしたね
でも、林道動画なので公開できる様なものでは
ありませんでしたからね

自分でも動画撮影・編集をしていたので
何時も凄いなぁ、マメだなぁと感心しながら
拝見させて頂いておりました
Posted by kemewokemewo at 2012年01月31日 17:20
kemewoさん
こんばんは。

すみません、知らずにコメント欄閉じてました。

IXYをてっぺんに?
バイザーしなりませんでしたか?
まさに殿様マウントですね(笑)

沈胴式レンズのデジカメだと振動やホコリに対しては
難しいですね。


そういえば、GoProの殿サマウントは最近良く見ますね。
軽いカメラが増えたので、選択肢が広がりましたが
そこまでまだ手が出ません(金銭的な・・・)


編集ですが、
先に上げている無敵の無料ソフトAviUtlがありますが、
これものすごいソフトで特殊効果もプラグインで出来たり凄いのですが、
いかんせん設定や操作が面倒くさくて、市販ソフトにはしりました。

動画編集が趣味になっているので
最近は、ツーリングしてるのか、動画撮影用に走っているのか
自分でもわからなくなる時があります(爆)

某動画サイトでは物凄い上手く、楽しく編集している方が
たくさんいて、勉強になります。
私なんかはまだまだ素人丸出しの自己満足動画の域を出られません・・・
Posted by のんびりセローでのんびりセローで at 2012年01月31日 20:01
のんびりセローで さん、こんばんは。
これまでのご紹介映像は拝見しています。
いろいろ参考になりました。
しかし手の込んだ加工は出来ないので雑ですが・・・
(マジックテープで固定、マイクはテープでふさぐのみ)

私の場合、いつかバイクを降りた時の記念にと思って残しています。

いまどきのフルハイビジョンサイズもいいんですが、手持ちPCは既に6年前の骨董品、編集ができないのでPCが壊れるまでこのままで。
こんなPCでもかろうじて編集できるVideoStudio12では、モザイクが面倒なので大きくカットかボツです。

黒メットに黒Xactiなんで、付けていることも忘れてもう人様の目も気にならなくなりました。
それでは。
Posted by nmtr220 at 2012年02月01日 21:01
nmtr220さん
こんばんは。

そうなんですよね。
動画サイズが上がると、編集するために
必要とするマシンパワーも比例して上がってしまう(高性能PCが必須)
のが難点なんですよねぇ。
Posted by のんびりセローでのんびりセローで at 2012年02月02日 20:55
のんびりセロー様
こんばんは、動画の撮影方法をご紹介くださってありがとうございます。
ヘルメットにマジックテープとは驚きました。
なるほどCCDとCMOSの特性まで影響するとは考えておりませんでしたね、
確かに今時の携帯電話のカメラも画素数が上がりこんな小さなレンズでも
きれいに撮れるのはCMOSの性能のおかげなことは知ってましたが
動画に問題があるとは気がつかなかったです。
確かにカメラをヘルメットにマウントすれば首がショックアブソーバのような
働きをしますがマウントの方法がわかりませんでした参考になります。
編集も楽しそうです!是非やってみたいですね

この冬は近年に無く寒い冬でバイクに跨る勇気が湧きません。
も少し暖かくなっらた・・・・なんて根性なしです。
ご近所なのできっといつかお会いできると期待してます。

近々撮影用のカメラを少し考えてみようと思います。
とても参考になりましたありがとうございます。
そしてまた沢山の動画をUPしてください。
Posted by ropipi at 2012年02月04日 19:07
 
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